100話の考察

3期が確定してから100余日が経過しましたね(早い…!)

いまだに全然実感が無いんですが、それはそれとして3期の放送範囲、特に100話の事を考える時間は前より増えました(楽しみ通り越して怖いのでヒィヒィ言いながら3期妄想してます…)。

今回は、???%のモブくんについてと、なぜ霊幻がモブくんの暴走を止められたのかについて書いていこうと思います。

以下、100話の私なりの感想・考察が続きます。あくまで一個人の感想なので、ゆる~く読んでいただければ…🙇‍♀️

※アニメ化されていない内容のネタバレとなりますので、ご留意ください。

???%のモブくんを初めて漫画で見た時、しっかりと1人の人格として独立していることに驚きました。100話までは彼の意識下で暴れ回る「本能」的な描かれ方をしていたと思いますが、100話を読み進めると、彼はしっかりと「意思」を持つ存在であるということが分かってきます。

では彼は、モブくんの「どの部分の意思」を担う存在なのか?という疑問が湧きます。作中のモブくんはこの頃にはかなり成長していて、コントロールできる感情も増え、不足するものはあまりないように見えるからです。

これは、100話で霊幻が言ったように、モブくんの「思春期」的な感情なんだと思っています。具体的に言えば「自分を見てほしい」「自分を理解してほしい」という承認欲求に近いもの。モブくんがそれを満たすためには超能力を抜きにすることは出来ないので、彼が力の解放の主導権を握っているのも合点がいきます。

もうひとつ、思春期は、「1番大人をシビアに判断する時期」という気がしています。その点霊幻は、思春期のシビア判定基準にかけたらアウト側の人でしょうね…(律の霊幻への態度を見るとよく分かりますが…)

???%のモブくんも、霊幻をとてもシビアに評価しています。師匠は僕を特別扱いする、でもそれだけなんだ、と。この辺りは師匠を「いいやつ」と表現する表(おもて)のモブくんとはかなり異なっていますが、より中学生らしい、思春期らしい目線なのは???%くんの方だと思います。

モブくんは、師匠を「自分の唯一の理解者」と慕う一方で、「超能力について嘘をついている」という事実は看過できなくて、そのどうしても飲み下せないわだかまり(思春期故の強い拒絶)みたいなものを ??? %くんが受け取って育てていたんじゃないかな。表のモブくんが霊幻への信頼度を高める度に、2人の隔たりは大きくなるように思える。

そう考えると、モブくんと???%くんはちょうど霊幻を境に背中合わせで、2人が和解できるかどうかは実は霊幻にかかっているように見えます。モブを特別視しながらモブをただの中学生として扱う彼だけが唯一2人の真ん中にいる人間なんじゃないかと…(ツボミちゃんはそもそも2人を区別していないので)。霊幻の行動が、2人の関係性のトリガーになってくる。

100話終盤、いよいよ霊幻とモブが対峙することになりますが、2人の和解の鍵を握る霊幻が何をしたかというと、「告白と謝罪」でした。「嘘で始まった師弟関係」を終わらせて、1人の人間として誠実にモブと向き合う。霊幻のこの行動により、???%のモブくんと表のモブくんが向き合うことができ、暴走は収まります。これは、2人を隔てていた霊幻自らがその壁を崩すことによってなし得たもの。もし霊幻のこの行動がなかったら、???%のモブくんは霊幻を「信頼できる大人」と判断することは出来ない=彼を師匠と慕う表のモブくんと和解できないので、やっぱり霊幻の告白はモブくんと???%くんが向き合うためにとても重要だったんだと思います。以上が100話の解釈で、霊幻がモブくんを止めることができた理由だと思っています。

ここまで読んでくださった方、ありがとうございました🙇‍♀️💦私が個人的に他の方のモブサイコの解釈や感想を読むのが凄く好きで、今回自分でもやってみたんですが好きな作品について語るのはやっぱり楽しいですね。次も多分長くなりますが良ければお付き合い下さい…😌

最後に、私が100話のイメソンとして聴いている曲があるので紹介します。

the peggies の『JAM』という曲で、思春期の二面性が歌われています。ご興味あれば聴いてみてください!

コメントをどうぞ